今日は研究テーマを大まかに決めて指導教員に伝えた。
素粒子衝突実験の解析研究。
これから学部を卒業して修士号を得るまでの2年半、このテーマに向かうことになる。
何を目指そうとか何を成し遂げようとか、今だって少しも具体的にイメージできていないし、他に実験機器の設計という選択肢もあった。
使命感も持ちあわせていないため、いっそ鉛筆を転がして決めてしまおうかとまで考えていた中で、話を聞かせてくれていた先輩の付け加えた一言が小さくも決定的な光になった。
「人前で発表する機会も多いけどね。」
別に人前で話すのが好きなわけではない。むしろ大の苦手だ。
しかし、それを克服できたとして、随所で行われる会議に出席する、そこで同じ研究をしている人と交流する機会を与えられると聞いて、世界が一気に広がったような心地がした。
全く知らない人と出会う気は起きないが、ある繋がりを辿って外に出ることには強く心を惹かれる。
未知のことを効率的に取り入れるには、新しいところに行くのが一番だ。
四六時中、閉塞した思いに囚われていた自分にとって、この可能性は大きな存在に感じた。
次々と新しいところへ・・・と言うと、現実に対して飽きやすい性格なのかもしれない。
実際、一つのことに長く興味を持ち続けたことは稀だ。
せっかく外に出たのに、そこがすぐに外と感じられなくなるようではもったいない。
よく言われることだが、 いつでも帰ってこれる場所を作っておこう。そうすると、どこにいても拠点とその地点との関係を考えて、場所を変えるたびにリセットするのではなく、収穫を家に積み上げていくことができる。
足場を固めるには外だけに目を向けていてはいけない。離れても荒廃しないくらいに耕し、内的な位置づけのために自分自身との繋がりを強靭にするべきだ。
言うことがコロコロと変わっていそうで、筋も通っているか不安。
要するに、外に行く機会を存分に活かすために、中での準備を周到にしておくといいという話だ。
また、抽象表現に逃げてしまった・・・
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