左手に付けている腕時計は、たしか高校卒業の頃に父親から譲られたものだ。そうするとおよそ15年間、使っていることになる。
あいにく電波時計ではなく、時刻がだんだんずれてくる。10年くらい前の時点で、実際より2,3分早く進んだ状態になっていて、今では5分早くなっていた。遅刻癖のある私にはむしろ好都合で、本来なら乗り遅れたであろう電車に間に合ったようなことがよくあった。
でも最近は、それを見込んで動くようになってしまって、効果が薄れていた。予定の時刻を時計が指してから5分遅く行動を始め、当然の結果として遅刻することが、時々起きるようになった。
また、正確な時刻を知るためにスマホで確認することもたびたび起きていた。これでは本末転倒である。時計を正し、同時に、時間にルーズな己の姿勢をも正そうと考えた。
まずは腕時計の説明書を見つけ、修正方法を把握した。次に正確な時刻を把握しようとしたが、スマホの時計アプリで表示されるのは分単位までで、秒数がわからない。そこで、情報通信研究機構(NICT)のページをブラウザで開いて時間合わせをした。
NICTが00秒を示すタイミングで、腕時計のボタンを押して秒針を合わせた。ダイヤルを回して分針を合わせた。よく見ると針の位置がずれていて、秒針に至っては2秒分・12度・1/15 rad も反時計回りにずれていた。これも直して、ついに正しい時間を見れる腕時計ができあがった。
残るは時間に対する姿勢の修正である。用事があったので自宅から駅に向かったら、見事に2分ほど間に合わず、電車に乗り遅れた。そもそも出発時間を調べてから数分で、自宅を出る羽目になっていた。これは、時計の問題だけでは無い気がしている。
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